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高森明勅
2018.1.30 08:00

日本教師塾1月研修会参加者の感想

1月の日本教師塾は「御製(ぎょせい)」がテーマだった。

その時の私の講義への感想の一部を紹介する。

これまで御製に触れる機会が少なかったことを恥じています。
まさに、陛下の御心をうかがうには、御製を学ぶべきだったと
思います。
大正天皇の御製がとてもすてきで、ぞくぞくしました」
(千葉県、
T先生、女性)

「和歌の力、御製の尊さが十分にわかりました。
御製、御歌を通じて日本の歴史、文化、風習を理解し、
皇室のすばらしさ、国民との関わりが解ると思いました」
民間企業、F氏、男性)

天皇陛下の御製というと私たちの生活とかけ離れたことを
詠(よ)
まれていると思っていたが大正天皇の御製のように
庶民に近いもの
もあることに驚いた」
(大学生、K君、男性)

天皇陛下が詠まれているものの中で漢詩もあるなんて
知りませんで
した。
初代天皇の歌が小さな幸せを感じたとてもあたたかいものに
とても
嬉しく感じ、日本人で良かったなと改めて思いました。
また、
美智子さまが皇太子さまがお生まれになった時に我が子を
あづかれる宝』と表現したり、『ためらひつつー』と歌ったり、
人を大切にしている気持ちが本当に表されていてとても感動
ました」
(埼玉県、W先生、女性)

「小田村寅二郎先生が、『天皇のことをしりたいと思うならば
御製をよみなさい』
といわれた言葉を実感した講話でした。
スサノオノミコトから今上陛下、皇后陛下にいたるまで、
具体的に御製や御歌をきき、味わうことによって、感動が大きく
なってきました。…最後に、皇后陛下の『
ためらひつつ…』
の御歌は、
弟橘姫命のお話の際にいわれた愛と犠牲という言葉と
あいまって、
深く深く心をゆさぶられました」
(神奈川県、E先生、女性)

「52年生きてきて、恥ずかしながら初めて『御製』
に触れさせて頂く機会を得ました。
天皇陛下が身近に感じられたのはもちろんですが、
高森先生を通じて読まれた歌から元になる『エネルギー、調べ』
を感じられたことが、何より感動しました」
(治療院、F氏、
男性)

歴史の流れやその時代の思いや様子をわかっていたように
思ってい
ましたが、孝明天皇の御製などを知り、その時の思いや
様子がよりリアルに感じられるようになりました。
また歴代の天皇が国や国民のことをどう思われていたかを
知ること
ができる方法だとも感じました。
言葉では表現できませんが、
御製から強いメッセージと
エネルギーを感じました」
(千葉県、W先生、男性)

二時間たっぷりと御製の世界に心を奪われてしまいました。
御製が身近なものとして感じられ、自分でも学んでみようという
気持ちになりました」
(千葉県、
S先生、女性)

「御製について知る機会がほとんどなかったため、
どの話もとても新鮮で興味深いものでした。
なかなかお気持ちやお考えをストレートに表現することが
できない
であろう皇室の方々がご自身の思いを込めていらっしゃる
歌を通し
てその時々の天皇陛下の思いに触れることができて感動
しました」
(東京都、N先生、女性)

「御製から、時代のこと、陛下の心情、人柄、様々なことを知った。
皇后陛下の御歌も心に響いた。
歴代の天皇陛下が、それまでの天皇陛下の思いを継いでいるのを
知った。明治天皇、
大正天皇、昭和天皇、今上天皇陛下のことがより
身近になったし、
たくさんの感動をいただいた」
(東京都、I先生、男性)

多忙な先生方が、せっかくの僅かな休みを返上して、
子供たちの為に、このような自主的な研修を続けておられることに、
敬意を表する。

私のような者でも何かお役に立つなら、
これからもお手伝いをさせて戴きたい。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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